ERMITAGE ｴﾙﾐﾀｰｼﾞｭ

30年程前に縁があって沖縄にやって来た
当時の面持ちは、2~3年沖縄で南国情緒を楽しもうと、そう考えていた。
がしかし、生活を重ねるとに本土では当たり前のこと、普通に手に入るモノが
テレビショッピングだの通販だの・・・。
不満と不自由を感じた、同じ日本なのに・・・

折角　沖縄にいるのなら
沖縄で生活を営む皆さんにカタログで見る商品が普通に陳列されている
そう、今ではリアルショップと表現されておりますが
それを那覇市に開業したのが始まりでした。
キャッチフレーズは『どこにもない、がある』だった

取り揃えたい商品は各社の拠点へ
飛び廻って取引依頼を申し出た、その距離・費用・時間・労力は
多大なものだった、自分の人生を賭してのものであったかな
その当時は『沖縄はねぇ～』と敬遠されることがしばしば
それでもめげずに食い下がって取引に漕ぎつけて行った。
※長らく一線で営業マンをやってたので、売りに行くのより買いに行く事に　　苦労はなかった、むしろ自分の店を売り込む事が旨かった（笑）

後には、北谷で当時名の売れた大型雑貨店をプロデュースし、運営を行った
気が付いたら百貨店が出来そうなくら取引先をもった、開拓していった
『沖縄はねぇ～』と敬遠していたところも主要取引先へ成り就いていた
その頃から多くのメーカー・ベンダーが沖縄を営業で訪れるようになった・・
航空運賃も高かったあの頃、各社採算性を考えて『他に売り先を開拓していいか？』と口々に唱えていた、靴底減らしてこうべを垂れて開拓してきた得意先なのに、競合するも覚悟の上『どうぞ、情報を運んで下さい。』沖縄全体の小売店のクオリティの底上にも繋がるのだと大きな心で受け止めていました

あれから約30年、この沖縄でも諸々の社会情勢は著しく変化を果たしました
当時ローカルな沖縄雑貨業界をけん引して来たと勝手ながら自負してます。
今や一通りキャリアチェーン店はありますししレベ高で個性高のSHOPはあちらこちらにありますし
新時代です！！　ひとまずの目的達成感はあります。　

だからと言って隠居するつもりは毛頭ないのですが（笑）
すべての人間に寿命は平等にあると言うじゃないですか、急がないと、、、
さらなるセカンドステージへ踏み出そうと思います、内＆外食産業にも
歌旨人が路上にゴロゴロ、ラーメン食べ歩きが高じて激旨繁盛店を、
一流野球人が二刀流を、芸人がアートを創出したり、執筆したりラジバンダリ
フィルム会社が化粧品を、ビール屋さんがお菓子を・・・etc
なにがあってもおかしくない。もっと良くなる沖縄ね、もうひと頑張り。
備品、用度品などは自前（自店）で整うしね。
大切なのは、‟本気と覚悟“ だよね！